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ギャンブル三昧

学生時代はギャンブル三昧の日々でした。
パチスロ・競馬・麻雀・・・
土日ともなると、いつものメンバーで麻雀をやりながら、競馬もやるというのが週末の恒例行事でした。
馬券はpatで自宅から買えたので、麻雀と競馬は常にセットでした。
金曜日の夜から集まり、とりあえずは競馬新聞を広げて馬券討論会の開始です。
当時は競馬に関しては馬券評論家顔負けの知識を持っていたつもりですが、なかなか結果に反映される事はなく、残ったのは借金だけとなりました。
それでも当時は本当に楽しかったです。
週末が楽しみで仕方がありませんでした。
麻雀を打っている最中も、麻雀の話、競馬の話、パチスロの話、学校の話と、とにかく話題に尽きる事はありません。
それともう一つ楽しいのが、2泊3日の麻雀なので当然夜は寝るわけです。
この時間がまた楽しいんですね。
普段とは違う状況なので、別の話題で盛り上がったりしたもんです。
 
平日は学校さぼって朝からパチスロ打ってました(笑)
平日は麻雀仲間とパチスロ打ってました。
パチスロは設定判別をしながら打つのは当たり前ですので、前日閉店間際の下見もほぼカンペキにこなしていました。
仲間と情報交換し、朝から狙い台を2~3台に絞るのですが、いつもここまではよく当たるんです。
その2~3台の中でハズレを引くというのがお決まりのパターンでした。
中でもハマッたのが北斗です。
前日設定発表で設定6の不発台を朝から狙い、投資2Kで15,000枚(30万円)出した記録は未だに抜けません。
そのホールは高設定不発台は次の日、ほぼ100%据え置くので、まさに狙い通りの大勝でした。
北斗32台設置で朝は他に2人だけ客がいたのですが、なんとその2人が狙い台の両隣だったので、そこへわって入ったのがなんとも気まずかったです。
 
奇跡
学生時代の乱れに乱れた生活は、やはり後になって痛い負の遺産を残すのみでした。
学生には返済不能と思われる200万円超の借金を抱え、自己破産に関する研究も丁度ピークに達した頃、立て続けに奇跡がおきました。
競馬で万馬券を1日に2回という記録を含め、5週連続万券ゲットという神業で、借金は一気になくなり、資産がプラスになるという自分の生活ではありえない非日常生活を、ほんの短い期間味わう事になったのです。
自分はギャンブルで食っていけると本気で思っていたのもこのころです。
馬券成金となった私は、それまでのボロアパートを引き払い、新たな新天地で生活する事になりますが、「奇跡」の本当の意味をこれから思い知らされるとは、この時は思いもしていませんでした。
 
バックトゥ・ザ・フューチャー
奇跡で得た資金で借りた新しいアパート生活はそう長くは続きませんでした。
奇跡で得た資金を「実力」と思い込んでしまい、実は「偶然」だったと気づくまでそう時間は掛からなかった。
元のアパートの大家さんと直談判し、元のさやに納まるハメに・・・
自分にはこのボロアパートが似合っている。
短い間でしたが足が延ばせる風呂は快適でした。
今は2日に1回、銭湯通いの日々を送っています。
 
PS.
ギャンブルをやっていて楽しいと思えている時はまだ良いほうです。
必至になりだしたら危険信号です。
もし、必至の思いでギャンブルをやっている場合は、即手を引いた方が良いです。