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はじめての学生ローン

学生ローンという耳慣れない単語を耳にしたのは、大学に入ってすぐの時でした。
入学当初はとにかく浮かれ気分で、学校には「遊びに行く」みたいな感覚で、アルバイトもろくにせず、親からの仕送りは毎晩コンパ代として消えていく日々を送っていました。
そんなある日、サークル仲間からみんなで旅行に行こうという話になり、仕送りを使い果たしていた私は、すぐに返事ができない状況でした。
しかし、所詮仲間も自分と同じ境遇なので、事情が共通する仲間も多い。
そんな時に誰かが「学生ローン」というものをインターネットで見た!という話になりました。
学生でも金を貸してもらえるのか?と思いました。
と、言うのも、つい先日、某大手消費者金融に問い合わせたところ、学生で未成年では融資できないという理由で断られていたからです。
まさか学生専門のローン会社があるなんて考えてもみませんでした。

学生ローンに突撃!!
そんなこんなでみんなで学生ローンに押しかけよう!という事になり、金欠仲間5人で学生ローンに突撃!!
まず店頭に入ると、学生証などの身分証明書の提示を求められ、申込書を記入。
アルバイトをしていなかったが、アルバイト欄がある以上、空白のままだと審査が通らないと思い、以前やった事がある喫茶店をとっさに書いてしまった。
後でわかった事ですが、他の連中も同じ事をしていたとのこと。
事前に実家やバイト先に連絡が行くのか確認したところ、一切行きませんという回答だったがどうやら本当にしていないようでした(笑)

審査
申込書の記入が終わると、いよいよ審査です。
かなり緊張したのを覚えています。
やはり一番緊張したのは、審査の間に実家に連絡していないか?ということでした。
この間は本当に冷や汗をかくほど緊張しまくりでした。

借りられた!!
未成年という事もあって審査が通るかどうか、待っている間はドキドキしていましたが、希望金額の10万円が借りられました!!
未成年者は最高で10万円までというのはネットで知っていましたが、本当に借りられた時はものすごく嬉しかったのを覚えています。
他の仲間も全員借りられ、おかげで楽しい北海道旅行になりました。

学生ローンは一人だったら正直躊躇すると思います。
CMなどで有名な消費者金融なら安心できますが、全くの無名でこじんまりとしたお店だったので、はじめての時は不安で仕方がありませんでした。
5人いたからなんとかなりましたが、一人だったら引き返していたかもしれません。
ウラに怖いお兄さんがいるんじゃないか?とか、実家へ連絡されるんじゃないか?とか、とにかく不安だらけでした。
ところが、いざ借りてみると心配していた事は全くなく、逆に小さいからこそ小回りがきく営業ができているようにも感じました。
社会人になってクレジットカードのキャッシングなどを利用するようになってからは、銀行引き落としでの返済など、学生ローンではなかった利便性を感じていますが、当時は借りられただけでも奇跡だったのと、支払いは銀行振り込みでできますので、それほど不便な思いをした記憶がありません。
学生のみなさんで、急遽お金が必要になった時は、学生ローンの利用も検討する価値ありです。

借りすぎには注意
「お前に言われたくない!!」と怒られそうですが、借りすぎは本当に気を付けましょう。
借金の利息を返済する為にまた借金をするようになった時が赤信号です。
いわゆる自転車操業ですが、危険水域の信号として、現在借りられる「枠」が目安となります。
もし、千円単位で枠ギリギリを引き出している場合、かなり危険です。
「破産」の2文字が頭を過るのもこのあたりからです。
学生ローンは正しく使えば、イザという時にものすごく役に立つものですが、一歩使い方を誤ると危険です。
返済計画をきちんと立て、自分自身で返済可能かどうかを見極めて借りるようにしましょう。